I/O編集長好記 2nd season

雑誌から溢れた内容をつらつらと。バージョン2

雑誌に載せきれなかった情報をつらつらと。
バージョン2。

I/O創刊40周年にあたって

I/O2016年11月号が発売され、I/Oは遂に40周年を迎えました。 

11月になり、私の身の回りも少し落ち着いてきたので、僭越ながら、ここで私なりの40周年の辞を述べさせていただければと思います。

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さて、ご存知の方もいるかとは思いますが、私はここ十数年しか編集部にいないので、40年前のことは、正直よくわかりません。
しかし、会う人会う人に40年前のI/Oの伝説やI/Oを昔読んでいたという話を聞くと、まるで自分のことのように嬉しいものです。

では、私のいたここ十数年はどうだったのでしょうか。

私が入った当初、I/OはA5判サイズの時代でした。パソコン雑誌も乱立しており、差別化を図るために試行錯誤していたときでした。
数あるパソコン雑誌の中からなぜ私が「I/O」を選んだのか、今となってはその理由を明確に答えることはできません。陳腐な言葉で言えば、そういう運命だったというほかありません。
現に、そのあと何度も自信をなくし、幾度となく辞めようと思ったこともありましたが、いつの間にかここまで来てしまいました。

もちろんこの間、僕が辞めようと思った回数くらいは、I/Oに休刊の危機がありました。

たとえば、A5判からB5判に変わったとき。
たとえば、アングラから自作ネタに変わったとき。
たとえば、雑誌に広告が入らなくなったとき。
たとえば、雑誌のページ数が減ったとき。
たとえば、本の値段が、上がったとき。

それでもここまでやって来れたのは、これまで支えてきてくれた先代の編集者たち、記事を書いてくれた投稿者、ライターの皆さん、そして何より、どこかで読んでくれているだろう読者の皆さんがいたからに他なりません。

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さて、これからI/Oはどうなって行くのでしょうか?
今までその時々に合わせてテーマが変わったように、これからも時代に合わせながら続いていくのでしょうか?

それは、私にも分かりません。
ただひとつ言えるのは、読者がいるかぎり、これからも読者に楽しんでもらえるような記事を送り続けたい、と思っているということ。
これは、編集部全員の共通の思いです。

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長々と書いてしまいましたが、最後に、I/O創刊号に載っていた「創刊の辞」の文章を引用して、締めくくりたいと思います。

この精神は、40年たった今でも、おそらく変わっていません。

 

「I/O」とは、コンピュータ用語で入出力(Imput/Output)の略号である。システム全体の機能は、そのシステムを構成する各装置をI/Oが効果的に結合してはじめて充分に発揮することができる。
人間社会でも同じことが言えるであろう。個人のもつ力や知識を有機的に結合してはじめて新たな社会の創造ができる。
ホビー・エレクトロニクスという分野で、人々の知識、情報を有機的に結合する媒体を作る――これが、月刊誌「I/O」創刊の目的である。

(I/O創刊の辞より)

 

これからも末永く、I/Oをよろしくお願い申し上げます。

 

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IO 2016年 11 月号 [雑誌]

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