I/Oのアーカイブについて
ここ数日、昔のI/Oのアーカイブがネットに上がっていることが話題になっています。
影響がなければ、黙っていようかとも思いましたが、多くの方が話題にされているようなので、ここでちょっと、私の見解を述べさせてもらえればと思います。
当然のことながら、ここに上がっているは公式に弊社が上げたものではありません。弊社が許可していないものなので、著作権法違反なのは明らかです。
これ以上アップされた場合は、法的なものも含め、今後は何かしらの措置を講じる必要が出てくるかもしれません*1。
ですがその一方で、多くの方が、このI/Oのアーカイブを話題にしていただき、昔からI/Oが愛されていることに、本誌に関わるイチ編集者として、素直に嬉しいという思いもあります。
ですので、もしアーカイブを読まれた方に、お願いがあります。
ぜひ、本屋で売っている”現在”の「I/O」を手に取ってみてください。
昔「I/O」を読んでいた方は、昔の「I/O」と比べて、取り上げる内容も変わっており、薄くなっているので、戸惑うかもしれません。でも、今のI/Oも、昔に負けず劣らず、読者の”知りたい”という好奇心を満たせる内容になっていると思います。
「アーカイブ」ではじめて「I/O」を知った方へ。「I/O」は今でも続いている老舗コンピュータ雑誌です。老舗ではありますが、できるだけ最新の情報を分かりやすく取り上げています。雑誌でしか読めない、深く掘り下げた内容の記事もたくさんあります。
もし手にとって、その上でつまらなければ、ぜひ雑誌についている読者ハガキ*2で貴重なご意見をください。今後の雑誌作りの参考にさせていただきます。
僕は、雑誌を作るのがどれだけ大変だとか、どれだけ頑張っているとかは言いたくはありません。面白いか面白くないか、それをジャッジするのは読者で、僕らはそれらを甘んじて受け入れることでしか、雑誌は成長できないと思っています。
それでも、こういったものをアップロードする(あるいはダウンロードする)ときには、その雑誌の裏側に、今も昔も、多くの作り手の思いがあることに、ちょっと思いを馳せてもらえると有り難いです。